自分って周りとはちがうのかなぁぁぁ?
周りの目が気になる。
角を立てると生きづらくなる。
このような悩みがありませんか?
自分って考え方が周りと違うことがある。
おかしいのかもしれないと考えたことがある人なんていうのはほとんどの人間が思ったことがあるのではないでしょうか?
実は周りに合わせて疲弊してしまうのは同調圧力が原因かもしれません。
日本人は特に周りと比べてしまう傾向があります。
会社での同調圧力

このようなプレッシャーをあなたは日々感じているかもしれません。
職場で圧力を感じる最たる瞬間の一つが、定時を過ぎたころです。
仕事を片付けて帰宅しようとすると、どことなく上司からの視線を感じます。
「どうして君が先に帰るの?」という、忙しそうにしている先輩や常時による同調圧力です。
周りに他者がいる場合に、その人がどのようにするのかを参考にして同じ行動をとってしまうのです。
なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか?
これには2つのメカニズムがあります。
1つ目は情報として他者の行動を利用することです。
他者がしている行動であればそれが正しいと思い正解だと決めつけて行動してしまうことです。
2つ目は他者の行動や考え方を模範のように捉え同じように振る舞う行動です。
他者の行動が自分を制御して自分自信の行動を思った方向に起こさせなくしてしまうことです。
先ほどの例に挙げた残業などの行動は2つ目に当てはまり仕方なく残業をしてしまうのです。
同調圧力は日本独特

日本は欧米に比べて自分の意見を述べることよりも協調性を大事にするような風潮があります。
特に日本企業で働いていれば自分がこっちの方が正しいと思っていても上司や数字を上げている同僚が別の選択肢を選んだ場合には周りはあまり考えずに上司や数字を上げている同僚の意見に同調してしまいます。
一方欧米では価値観の多様性が一部称賛を受けることなどがあり日本よりは同調圧力の強さは無いようです。
同調圧力の実験

大学生7~9名を1グループとして実験室に集め、長さの違う3本の直線が書かれたカードを見せます。
同時に1本だけ書かれたカードを見せて最初のカードのどの線と同じ長さだと思うかグループ全員が口頭で答えるように言いました。
実際にこの実験の参加者は1人だけで他の人は協力者(サクラ)なのです。
協力者達は最初の2回は正解を答えるが3回目の課題では参加者全員が間違った選択肢を口にします。
その際に実験参加者は最後から2番目に回答するように設定されています。
この実験結果、1人であれば間違えるはずがないほどの長さではっきりした違いがあったにも関わらず誤答率はなんと36.8%になった。
12回の試行のうち一度も協力者に同調しなかった参加者は25%ででした。
もちろん本人以外全員の意見が一致している場合は同調はかなりの確率で発生しやすいこともわかりました。
同調圧力に屈しない方法

同調圧力に屈しない為にはまずは自分で意思決定をすると決めておきましょう。
同調圧力の餌食になってしまう人は自分に自信が無く間違っていると恥ずかしいと考えてしまうタイプです。
周りと違う自分は恥ずかしい、なるべく波風立てないようにと日々おびえて生活している人です。
これはかなり危険な考え方です。
周りに合わせていると自分で意思決定しなくていいので楽なように感じます。
しかし意思決定をしないことが癖になり全てにおいて周りに決定権を譲ってしまいます。
すると自分で考え発言することや決定することができなくなってしまいます。
たとえダメだったとしても自分のせいではないと全てを他責にしてしまい結果信用まで失ってしまいます。
同調圧力に負けてしまった末路
ある男性高齢の男性がいました。
仕事は卒なくこなして定年間近。
特に波風もたてることなくサラリーマン生活が終わろうとしています。
どんなことでも上司の意見を聞き、家庭では妻の意見を聞いて生活していた為自分の意見が無いまま老人になろうとしています。
ここで自分の人生を振り返ってみることにしました。
結局自分は何がしたくてどのような人間になりたかったのだろう?
そんなことが頭をよぎり自分自信をもう一度見つめなおしてみると自分は実はお店を持ちたいといった夢があったことに気付きました。
今まで自分で意思決定をしてこなかったので妻に相談してみても、もちろん答えはNO。
やりたいことも出来ずにそのまま人生の終わりまで余生を過ごす事になりました。
このように自分で意思決定をしないと意思決定をしないことが当たり前で自分自信で何かを決めることがとても特別なことになってしいます。
特に自分が若いと思っている人は今からしっかし意思決定をする癖をつけて、同調圧力に負けずに生きていってほしいです。