モチベーションが上がらない
毎日良い気分で過ごしたい
同じルーティーンで生活しているのに気分が落ち込むときがある
このような感情になることはありませんか?

この感情昨日と何が違うの?



実はこの感情は認知バイアスがもたらす心理効果なんです。
同じことをやっていても気分の移り変わりでパフォーマンスが変わってきませんか?
この記事では同じ過ごし方でも気分によって感情が変化する心理効果を紹介します。
気分一致効果という心理効果で感情の移り変わりや知ること落ち込みを解消できる方法を解説します。
気分一致効果


人は自分の気分に沿って物事を記憶したり思い出したりする傾向がある心理効果です。
例えば
- 朝からちょっとした嫌なことがあった場合になぜか悪いニュースに目が止まったりする。
- 後から考えれば悪いことを言われてたわけではないがなぜか悪口を言われたように感じ、その人の悪い部分が目立つように感じ、昔の人間関係の悪い記憶と結びつけてしまう。
- なぜか一人の人とうまくいっていないだけなのに人間関係全般で上手く行っていないような考えに陥る。
ポジティブなことであればどれだけでも取り入れたいと誰しもが思ってしまいます。
しかしそうはいきません
人間の本能にはネガティブでいた方が生き延びやすいといった性質が備わっています。
ネガティブだと言い訳を付けていつもと違った行動をしなくていいから死ぬ危険がない。
人間の脳をいうのはこのような機能が備わっておりどうしてもネガティブな感情を抱いてしまうのです。
気分一致効果の実験


ある大学で学生に「気分が表現のスタイルに及ぼす影響について検討する」とだけ伝え実験に参加してもらった。
実験1日目で学生に催眠かけます。
- 半分には楽しい気分への誘導
- 半分には悲しい気分への誘導
をそれぞれ行った。
その後学生たちは2つの物語を読んでもいました。
- アンドレという楽しそうにしている人物の物語
- ジャックという何をやっても上手く行かず落ち込んでいる人物の物語
そして次の日にまた実験室へ戻ってきた学生は前日の物語を精一杯詳しく思い出してもらうように頼まれました。
その結果
物語について思い出した内容のうち悲しい内容を思い出した割合を参加者ごとに割り出した。
- 楽しい気分に誘導されたグループは平均45%を覚えていた。
- 悲しい気分に誘導されたグループは平均85%を覚えていた。
その後に1人の登場人物が幸せな出来事と悲しい出来事も経験する物語を用いて再び実験が行われたがやはり同じような結果となった。
やはり自分の気分にあった内容を良く記憶する気分一致効果が生じたことがわかった。
気分一致効果の具体例


褒められたり、自分のお思い通りに物事が進み達成感が味わえるきはとても気分が良くなります。
このように気分が良いときはどんなことでもできるような気がします。
どんなに新しいことでも前向きにとらえることができるし、挑戦してみようという気になり、行動も伴ってきます。
一方ネガティブな場面が続いてしまうと普段見えない人の悪い部分が見えてしまいます。
実はこのネガティブな出来事というのは日々日常的に起こっているのです。
人間をいうのはどちらにも意識を向けることは出来ません。
意識的に良いところに注目できるようになれば毎日が機嫌よく過ごせます。
ネガティブな気分一致効果から逃れる為の処方箋


悲しい物事を見てしまうとその情報を呼び寄せるためどんなことにも悪い面ばかりに目を向けてしまいます。
ではその対処法は無いものだろうか?
嫌なことがあるとその物事やそれ以外にもとても不快に感じてしまいます。
ネガティブな気分を和らげるためには属にいう気分転換を行うのが一番です。
なんだそんなことか・・・
と思われた人も気分転換を侮ってはいけません。
人間の通常備わっている機能として気分一致効果を避けることはできません。
散歩したり、友人に電話したり、ゲームをしたり、適量お酒を飲んだり、瞑想したり。
自分自信で緩和させる方法を探しておきましょう。
人の気分の切り替えは様々あるので自分の気分を切り替えられる方法を探しておきましょう。
悲しい気持ちになるとどうしても一時的な快楽の方に逃げたくなりますが・・・・
日々の生活のなかで瞑想や運動をしっかり習慣化させることでストレスに強い自分を作り出すことができます。
まとめ


気分一致効果とは気分によって物事の見方が変わり記憶やその側面を見ようとします。
ネガティブなときはしっかり気分転換を行い生きやすい人生を送っていきましょう。

