このような悩みがある人は実に多い。
何かに没頭している時ほど楽しい時間だったと思えるものってないのでは?
ではどんな時に没頭していると言えるでしょう。
こんな場合には時間を忘れて集中することが出来ます。
こんな状態をフロー状態と言います。
今回はフロー状態とはどのような場合のことを言うのか?
フロー状態になるにはどのようにすればいいのか?
フロー状態

心理学者のチクセント・ミハイ博士が人が楽しんでいるときに発揮する極度の集中状態を調べました。
フロー状態は他にも「ゾーンに入る」や「無我の境地」などの言い方をされています。
フローとは「スイスイと川の流れに乗っているような感じ」と多くの人がインタビューで回答したことから名付けられました。
- 達成できる期待のある課題
- 行動への集中
- 明確な目標
- 直接的で即時的なフィードバック
- 不快なこと、気になることを忘れられる
- 恐れを払い、成功を観る、高い統制の感覚
- 自意識の消失による自己超越
- 時間間隔の変容
とりあえず簡単に説明していきます。
人間は達成できる課題に取り組んでいることが一番フロー状態を発揮します。
不可能だと思うことであればモチベーションは下がってしまいます。
人はどうしても脳のタスクを切り替えるのが上手です。
タスクを切り替えることをせずに今の行動に集中します。
目標が漠然としているとどこが達成でどこが未達なのかが明確になりません。
ここまでが達成といった明確な目標を見据えて行っている作業がフロー状態に入りやすいのです。
人間はAをすればBになるといったように意味がわかるととても集中ができます。
このフィードバックの繰り返しが適切な方がフロー状態に入りやすいのです。
嫌なことがあるとどうしてもその事柄を常に考えてしまい心が疲弊してしまいます。
フロー状態に入ることでこの不快なことを忘れて行動できます。
フロー状態に入ったら普段恐れて行動ができていないことでも関係なく行動できてしまいます。
思考も前向きになり思い切りが良くなります。
フロー状態中は自分の意識を忘れてしまいます。
性格が変わったように自己発見や自己成長が出来たように感じます。
フロー状態の後は時間がとても短く感じます。
1時間の作業が何分かに感じ、このままだと何時間でも出来る高揚感を味わえます。
フロー状態は気持ちがいい

フロー状態にあると人間というのは能力をフルに発揮して、やりがいもあり、見返りも感じられ、楽しいことをやっている感覚も同時に感じられる。
チクセントミハイによれば、そのような時は「強くて、注意深く、楽にコントロールできて、自己を意識せずに最高の能力を発揮できる、と感じる」のだといっています。
フロー状態は終わってからも穏やかな気持ちになり、より深い満足感と達成感が得られるのです。
このことからわかるのはフロー状態である時こそ真の幸せだと言えるのです。
まとめ

フロー状態で熱中している時が一番幸せ。
能力と課題が絶妙なバランスにある時にフロー状態は発揮されます。
どちらも高い状況にある場合のみに発揮されることが多いです。
能力に対して課題が難しすぎても簡単すぎてもフロー状態には入りません。
自分の集中できる状態をしっかり理解して自分なりのフロー状態への入る状況を作り出し成長していきましょう。