宣言効果(パブリックコミットメント)使って目標達成する3つの方法

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目標を他人に宣言して達成した。

前々から宣言していたことをやり遂げた。

などなど巷で耳にする成功者の弁を聞いたときに人に宣言することが良いことなんだと安易に信じ込んでしまう人必見です。

今回は宣言することで目標達成できる心理メカニズムや宣言をする際のコツなど書いて行きます。

この記事を読むことで、自分の目標達成への一つのテクニックとして使い理想の自分像へ加速させましょう。

目次

宣言効果(パブリックコミットメント)

自分の目標を大衆に宣言することでその目標が達成しやすくなること。

これは心理学者のクルト・レヴィン氏が提唱した別名「パブリックコミットメント」とも言います。

目標を宣言することで達成へ向けての様々な効果があります。

まずは目標を宣言することで自分へプレッシャーをかけることができます。

宣言しない場合は目標へ向かっている場合に、辛くなったり投げ出したくなった時に、責められることもなく簡単に諦めてことが出来るし自分をおとがめる存在もいない為、痛みもなくやめられます。

宣言をすることでここで辞めると聞いていたひとにバカにされるといった悔しい気持ちが働き、目標達成に向けて努力をします。

宣言効果(パブリックコミットメント)の実験

2019年にオハイオ州立大学171人の学生を対象に目標宣言をしてもらいました。

目標宣言を2つのグループに分けてしました。

  1. 尊敬できる人に宣言してもらったグループ
  2. あまり親密ではない他人に宣言したグループ

この2つに分けて目標達成率を調べました。

1の尊敬できる人に宣言したグループは目標達成率が跳ね上がったのに対して2の親密ではない他人に宣言したグループはほとんど変化がありませんでした。

宣言効果はなぜ起こる?

人間には一貫性の法則をいうものがあり、自分の発言、態度、信念などに対して一貫性を保ちたいという心理が働き、しっかり行動を起こすのです。

一貫性が無いと他人から信用されません。

特に尊敬している人に宣言すると尊敬している人からの信頼の失墜はどうしても避けたくなるものです。

発言したことが二転三転してしまうと基本的に信頼を失ってしまいます。

宣言することで無意識に自分を大きく見せる虚栄心が芽生えて実行に移します。

人間は宣言をしたあとにその宣言の結果が出来ていない場合は他人からバカにされたり、笑われたりします。

バカにされてうれしい人はいません。

そこで結果という形で見返したいという心理もモチベーションの起爆剤になります。

宣言をして実行に移すまでは出来ても途中で必ず壁が立ちはだかります。

その壁を乗り越えるには大きなモチベーションが必要なのです。

そのモチベーションを維持できるのが宣言をした場合の感情なのです。

宣言効果の注意点3つ

  • わかりやすい目標を宣言する
  • 何度も口に出して宣言する
  • やってみるから始める
わかりやすい目標を宣言する

「成功する」などの曖昧な目標だと金銭的な成功なのか精神的な成功なのか家族の成功なのかなど抽象的でわからなくなってしまいます。

この目標が曖昧になった場合はできなくても自分へ言い訳が出来てしまいます。

言い訳ができてしまうと「ここまででいっか」という甘えが生じモチベーションがわかなくなってしまいます。

言い訳ができなくなるような数字目標や達成した場合の具体的な光景などを宣言すると効果的です。

何度も口に出して宣言する

一度言っただけだとその宣言した人に会わなくなると別に諦めても会うことがないからいいかと、諦める理由を作り出してしまいます。

特に尊敬もしてないし、もう二度と会うことがない可能性がある人に言うのではできなくてもとくに支障がなく、やめるのが簡単になります。

尊敬しているひとはもちろんのこと、色々な人へ宣言しておくことで自分が行動する理由を作り出しておく必要があります。

やってみるから始める

「できる・できない」で判断してしまうと「できる」と判断した場合でしか行動に移せません。

やってダメな場合は大きな経験が残ります。

やらなければ結局何も得られるものはないのです。

この宣言効果は「やる」という行動に対しての動機付けを行うのです。

宣言効果の結果が出てくる瞬間

宣言したときには周りからできないと思われていたことでも続けているうちにできる可能性が出てきた場合に、あきらかに周りの反応が変わってきます。

宣言をバカにしていた人も手のひらを返したように「できると思っていた」「やりかたを自分を教えてほしい」など目標達成する前に様々な変化が周りに起こります。

そうなってしまえば宣言した目標達成は目前です。

あの時宣言したことで今の自分があると思えるのはしっかり宣言して後ろに引けない状況を作った最高の過去があったからこそなのです。

まとめ

目標を他の人に宣言することでその目標が達成しやすくなる宣言効果(パブリックコミットメント)という心理効果があります。

人間は自分に甘い動物で、自分自身との約束は簡単に破ってしまいます。

宣言をすることで人間の一貫性の法則が発動して目標達成への行動ができるようになります。

宣言をして行動に移して失敗しても全く問題ありません。

ほとんどの人は恥ずかしいから宣言すらしない、宣言しても行動すらしない、行動しても継続ができません。

ということは宣言⇒行動⇒継続ができれば目標達成への道は確保されたものです。

心理効果をしり理想の自分へ近づいていきましょう。

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