ホーンズ効果とは何か一つでも憎いことがあるとその人の全体を否定的に見てしまう心理効果のことです。
仕事が出来て会社からの評価も良く、いつも清潔でカッコイイが社内の部下にだけはマウントを取るような言い方が目立つ。
このように評価できる部分が多くても社内でも対応を周りが見て不快に感じてしまうことでその人全体がとても嫌ない人に見えてきてしまうという心理効果なのです。
体験談 知っておきたかったホーンズ効果

めざしも20代後半にはとにかく売上を上げようと必死になっていました。
どれだけまともなことを言っても上司からは認めてもらえない。
自分の意見なんてものは声を上げても通らない。
だからとにかく売り上げを上げるんだと意気込んで仕事をしていました。
その結果、お客の望むままに社内のことも考えず、聞かずに無理難題を部下や女性社員に押し付けていました。
するともちろんお客様からはとてもいい評価がもらえて数字も上がっていきました。
しかし社内からはただの恐い人、言い方のきつい人、話かけづらい人、といったレッテルを貼られました。
今思えばこれはホーンズ効果が周りの人に働き、めざしをとても不快な人と周りが思っていたようです。
ではどうすればよかったのか?

どんなことでもバランスが大事だということです。
何か一つに集中してしまうとどちらかが必ずほころびが出てしまいます。
どうしてもお客の要望を叶えると社内の業務量や他のお客へ迷惑がかかることがありお客の要望と社内の業務量はトレードオフの関係が成り立ってしまうのです。
お客を大事にすることは良いことですがもちろん社内に対しても物の言い方を考えるのです。
お客の要望を全て社内が答えることはできません。
お客様に妥協案を提示したり、会社同士が納得のいく形にもっていくのが営業の仕事です。
ホーンズ効果が発動しないようなふるまい

仕事において悪い部分を見てしまうとたとえ良いところだらけでも全体が不快に感じてします。
完璧な人間なんてのはいません。
それをわかったうえで悪い部分ではなく弱みを見せるようにしましょう。
部下に対して「こんなのも出来ないのか?」とただ怒るのではなく少し弱みをさらけ出します。
部下の出来ない部分はしっかり教えてやって、自分も知らないことは質問して教えてもらうといった姿勢をもっていればいいのです。
部下なんかに教わることは無いといった考えはただ頑固なだけです。
人間は必ずわからないことがあります。
パソコンの操作だったり業務の改善なども自分がやっているより若い人が思いつくことだってあります。
普段から目下の人にマウントを取るような言動、行動だと月日が経つにつれて孤立してどのうち化石化してしまった人間になってしまいます。
人間関係の日々の積み重ねが仕事や人間関係を良くしていくのです。
まとめ

ホーンズ効果とは何か一つでも嫌な部分を見てしまうとその人全体が否定的に見えてしまう心理効果です。
悪い部分を見てしまうと人間はその反対側を見ることは出来ません。
嫌な部分が見えてしまっても良い部分を見つける練習をしましょう。
嫌いな人の悪い部分を見つけるのが上手になると、たとえ苦手でない人でも悪い部分が見えてしまいます。
人の良い部分に目を向けるのも習慣が必要です。
悪い部分を見る習慣より良い部分を見つける習慣を身に付けて良好な人間関係を作って行きましょう。