ではなんで人の悪口を言ってはいけないのでしょうか?
あとから悪いことが自分に返ってくるから?
自分も悪口を言ったことになるから?
スピリチュアル的要素で言ってはいけないのではないか?
このように思っているかたも多いのではないでしょうか?
実は悪口を言ってはいけない理由というのは科学的に解明されているのです。
この記事ではスピリチュアル的要素ではなく科学的に他人の悪口をいっていると嫌われてしまう理由とその実験を教えます。
この記事を読むと他人の悪口が減らない人は言わなくなるだけではなく今後悪口を言わないように明日から気をつけるようになるでしょう。
自発的特徴変換

自発的特徴変換とは雰囲気を見えたものに投影して記憶してしまうという心理効果です。
雰囲気を投影?
よくわかりませんよね?
自発的特徴変換が起こる場面

よくある話で友人の結婚式で出会いが生まれてその新たな夫婦が誕生したなんて話身近にいたりしませんでしたか?
僕の友人にもそのような出来事がしょっちゅうありました。
一方葬式で恋愛が生まれたなんでのはあまり聞いたことないのではないでしょうか?
葬式での雰囲気は悲しみに溢れかえっています。
そんな中に異性をみてもネガティブな雰囲気とセットで異性を見てしまう為、魅力的に見えることはないのです。
自発的特徴変換の実験

アメリカ・オハイオ州立大学ニューアーク校の心理学者ジョン・スコウロンスキが仲間との共同で実験を行いました。
まず被験者に映像を見せます。
映像ではAさんとBさんが出てきます。
Aさんは「Bさんは動物嫌いで買い物に行く途中で子犬をける飛ばしたと」Bさんの悪口をいっているのです。
そして映像を見てもらった被験者にAさんとBさんのどちらにネガティブな感情を抱いたか?を聞きます。
普通は子犬を蹴とばすBさんにネガティブなイメージを持つ回答が多くなりそうですがここではBさんのネガティブなイメージをAさんへ投影させることで結果的にAさんの方がネガティブなイメージを印象付けてしまったのです。
自分もやってた第三者の悪口

自分に自信が無かったり、自分を大きく見せようと時には目立っている人を自分より下だと誰かに吹き込んで、自分より位が下だと印象を付けて自分を大きく見せようとしていた時期がありました。
仕事でも頑張っている人が成果を出すと、頑張っていない自分を認めたくなくて、その人の悪い部分を言いふらして自分の方が本当はスゴいんだ大きく見せようとしていました。
ここであるのは自分を否定したくないという防衛本能なのだったと今なら思います。
ではどのようにすれば改善できるでしょうか?
自分の印象が悪くならないような対処法3つ

- 第三者を褒め、学びを人に話す
- ネガティブをポジティブに変換
- 相手に話をさせる
第三者を褒める
良い部分を見て学ぶ姿勢がある人と、ネガティブな要素でとらえる人はいません。
ただ褒めるだけになってしまうと会話が続かずに相手から「で?何?」のように思われて会話の流れを断ち切ってしまう恐れがあります。
ネガティブをポジティブに変換
例えば
「○○さんは自分勝手人の話を全く聞かない」
とネガティブ言葉で悪口を言うのではなく、「○○さんは強い芯の通った人ですごいよね、少し柔軟性があればもっと良くなるのに・・・」
「自分だって曲げれない部分があるときははどうしても自分勝手になってしまうときがあるから・・・」
ネガティブワードをリフレーミングすると言います。

相手に話をさせる
これは二人で話をしているときの対応です。
人間は自分自身のことが一番興味があります。
自分の話を相手にしているときに「話を聞いてくれた」ととてもポジティブな感情を抱きます。
まとめ

自発的特徴変換というのは場面や状況の雰囲気を見えたものセットにして記憶する心理効果です。
第三者の悪口はどうしても脳内ホルモンのドーパミンが放出されて快楽を味わえてしまいます。
しかし相手からはとてもネガティブなイメージの記憶をされてしまい自分の損失になってしまうのです。
悪口を言ってはいけない本当の理由はこれにあったのです。
3つの方法を使っていい人間関係にしていきたいものですね。