シャンパルティエ効果

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人は物事を判断する際に実際の数値よりもイメージで判断しやすいということがわかっています。

この現象を良く使っているシャンパルティエ効果をわかりやすく説明します。

この記事を読むことによって例え方を上手に使うことで話の幅が広がったり販売に使える心理テクニックが学べます。

目次

シャンパルティエ効果

この効果は人間は物の例えなどをイメージで判断するという効果です。

例えば
  • 1kg羽毛布団
  • 1kg鉄アレイ

この2つの表現を使った場合に同じ1kgでも羽毛布団は軽いイメージです。

鉄アレイは思いイメージなので鉄アレイの方が重く感じてしまいます。

このように同じ特徴をもったもので、もとの性質や本体持ち合わせているイメージで勝手に判断して錯覚してしまう効果なのです。

元々は「重さ」の心理効果ですが、実際には様々な場所で使われています。

よく使われる表現

  • ビタミンC2000mgの飲み物
  • レモン100個分のビタミンCが入っている飲み物

このように単に2000mgと表現されてもなかなかイメージが湧きませんがレモン100個分を聞くとたくさんビタミンCが入っているように錯覚します。

ここで大事なのは万人にイメージ出来るたとえでないといけません。

日本人はレモン=ビタミンCがたくさん入っている果物をいうイメージがあるのでレモン100個分を聞くととても入っているように錯覚するのです。

実際には100gあたりのビタミンCの含有量は以下のようになります。

赤ピーマン 170mg
黄色ピーマン 150mg
ブロッコリー 120mg
レモン    20mg

このような含有量なのですが赤ピーマン○○個分のビタミンCと書かれていてもなかなかイメージが湧かないでしょう。

ですから万人がレモン=ビタミンCが豊富な食べ物をイメージしやすい表現を使っているのです。

こんな場所でも使われているシャンパルティエ効果

実際によくある広告

小売店などで良く見かける50%値引セール、レジにてさらに20%引き

このような広告やアナウンスがある場合に・・・

「50%+20%で70%引きだ、めっちゃお得じゃん」

しかし商品を50%値引した分から値引き商品に対して20%引きになる為実際に計60%引きなのです。

こうして人は単に足し算をして値引き感覚をイメージします、したがってかなり安くなったと感じてしまいます。

「月々○○○円での支払いで○○が使える」といったテレビショッピングも一つの例です。

この回りくどい言い方が大事なのです。

シャンパルティエ効果を上手に使いこなす

この効果を、会話などで応用することによって会話をする際に人を引き付けるような表現が出来ます。

人は話を聞く際にその事柄に合った情景をイメージします。

「○○のような○○」のように表現をわかりやすく伝えると聞き手も話が入ってきやすくなります。

  • 「冷凍庫に入れられたような寒い部屋」
  • 「目玉焼が焼けるくらい熱いアスファルト」

このように人がイメージ出来るものを上手に使いこなして表現するととても話に幅が出てきます。

イメージ出来るものを使いこなせば話を聞いてほしい人を引き付けることも可能なのです。

まとめ

シャンパルティエ効果は数字だけではなく人間はイメージをつけて判断する。

相手に伝えるときには実際にイメージしやすい物を例えて伝えるととても伝わりやすい。

シャンパルティエ効果を上手に使いこなせば表現上な人間になります。

この効果を知ってしっかり人生に役立てたいものです。

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