沈黙が嫌ですぐに自分から話しをしてしまう。
営業などをしていると、どうしても沈黙を極端に怖れる人がいます。
営業は喋るのが仕事。
営業に行っているのだから自分がしゃべらないといけないという思い込みが入っています。
自分が喋るだけ喋って結局成約には繋がらないといった悩みがありませんか?
この記事ではあえて沈黙を作り出し、仕事やコミュニケーションに活用できる方法を紹介します。
沈黙は悪いものではありません。
サイレントフォーカス

小学生などでガヤガヤとうるさい生徒たちに先生が前に立ち沈黙をして生徒たちの注意を引き付けて静かにさせるような方法です。
今回は営業に特化してのサイレントフォーカスの使い方を教えていきます。
沈黙は「いけないこと」「なってはいけない」という感覚が身についている為、極端に怖がるケースが多々見られます。
今後は自分で自らあえて沈黙を作り出し、全ての交渉事などで成功率を上げることができるのです。
自分自信であえて沈黙を作り出しているという感覚があると気まずい雰囲気にはならないしオドオドしたりすることも無くなります。
自分に興味を持ってもらう

相手は基本的にあなたには興味はありません。
話慣れた人ではない限り興味を持ってもらうのは厳しいでしょう。
プレゼンの商品にかなりの興味がある場合は別として、営業に来ている時点で販売や交渉の立場の方が多いでしょう。
話をしている際に人間の脳は情報を処理しながら、会話をしています。
その時に少し沈黙を作ることによって自分への意識に再度集中させることができ、尚且つ相手の情報処理も終わっている為話のテンポが速すぎずにしっかり内容を伝えることができます。
相手に質問をしてもらう
沈黙を作る事によって自分から話すのではない為、相手から質問がきます。
相手が聞いても無いことをペラペラ話をするより、相手が疑問を持っている事柄に対して的確に答えてあげることによって相手の記憶にもしっかりあなたの言葉が残ります。
相手に落ち着いた印象を与えることができる

沈黙が嫌だと感じているのは自分だけではないことを頭に入れておきましょう。
自分が沈黙を作ることにより相手はそれが嫌でついついしゃべりかけてきます。
その段階で相手より少し余裕のある人間という立ち位置が出来上がり交渉ごとを有利にもっていくことができます。
サイレントフォーカスを使う時の注意点

相手が喋ったら必ず、少し多めにこちらから話す。
沈黙を作った後に返事だけで、また沈黙だと相手は大きな不快感を感じて、交渉に応じたくないという思いが出てきてしまいます。
沈黙があり少し不快だったが、その後に会話が弾むことにより、沈黙の気まずかったお互いの好感度を高める事が出来ます。
沈黙をつくるのはほどほどに

沈黙を意図的に作る事で、自分への意識をもってもらい、質問が来て、落ち着いた印象を与えることができます。
一連の会話の中でしょっちゅう沈黙があると、相手から次回会うのが嫌になり、その営業マンから購入したくないし、交渉にも応じたくありません。
そうならない為にもあえて沈黙は作るが、ほどほどに使うといいでしょう。
一連の会話が節目で終わり、本題に入る前や強調したい言葉を言う前などにあえて沈黙をつくることを心掛けるといいでしょう。
まとめ

サイレントフォーカスあえて沈黙を作る事によって自分へ意識を向けさせることができる。
沈黙はなってはいけないものではなくあえて作っていると考えるとあたふたしない。
この心理学を上手につかい営業テクニックを磨き、市場価値をどんどん上げていきたいものです。