雑談と聞くとただ「何気ないことをしゃべっていればいいんでしょ?」なんて言葉が聞こえてきそうです。
雑談が出来る人は誰からも信頼され、仕事などでも結果を出しやすいのです。
人間は目的のあるコミュニケーションや自分の好きで興味が持てるものならばどれだけでも話ができてしまいます。
しかし興味の無いことを話す際にどうしても表情にでたり応対に不自然な点が出てしまうこともあります。
単に雑談といってもテクニックや話方や話題など様々です。
今回は雑談の効果と雑談をする際に考えることを書いていきます。
雑談の効力

子供の頃を思い出してほしいのですが・・・
子供の頃に「グループになってください」と先生に言われた際にどんな人と一緒のグループになりたかったですか?
勉強ができる人となりたかったですか?
運動できる人が良かったですか?
多分一番同じグループが良かったのはよく雑談をする仲がいい友達ではなかったですか?
何気ない会話からお互いの色んな話に触れて言葉のキャッチボールが心地いい人を好きになりませんでしたか?
そうなんです。
人間は何気ない会話でもよく話をする人に好感を持つようになるのです。
なぜか人気者になってしまう。
ちょっとしたミスをしても怒られない。
本音を打ち明けてくれる確率が増える。
このような人が会社や友達にいませんか?
なぜこの人たちはこのような現象起こるのでしょうか?
そうなんです・・・
特に仕事となると「業務のこと以外は喋ることはない」といった人もいます。
あまり話すぎると何気ないワードにパワハラやセクハラめいた発言をしてしまう人も中にはいます。
しかしこれは普段から何気ない会話を行っていればハードなことを言わない限り許されてしまうことが多いのです。
雑談のコツ

雑談といっても自分のプライベートの話を聞いてもらいたいや相手の興味事を知りたいなど様々あります。
特に大変なのが興味があまり無い人へ雑談をするときです。
ここで意識しいのは次の4つです。
笑顔気軽に挨拶をする
長い時間喋るのではなく短い時間を細切れに
会話端々を拾って質問する
へ~、なるほど、うんうん、とリアクションをとる。
笑顔で気軽に挨拶をする
仕事をしていると朝必ず何人もの人と顔を合わせないといけない人が大半を占めます。
その時にどんな人でも挨拶から入るハズです。
挨拶といってもだた無表情で「おはよう」というのと笑顔でしっかり相手の顔を見て大きな声で「おはよう」というのではどちらが気持ちいいか言うまでもありませんね。
たかが挨拶と思うことも長い人生の中ではあります。
笑顔で相手の顔を見て挨拶をしていると相手の毎日の変化に気が付きます。
どんな些細なことでも会話の種になりますし挨拶をしていることで次の会話がスムーズになります。
長い時間喋るのではなく短い時間を細切れに
会社内などで好きな人とは長時間話をしていたいと思うことがあるでしょうが少し苦手な上司などは話を早く切り上げて一刻もその場を離れたいと思う人が多いでしょう。
ここで大事なのは苦手な人でも一言、二言雑談をするだけであなたの印象は断然に変わるということです。
何かしゃべらないといけないと考えるのではなく短い時間で1つ質問をするなど気にかけていればそれでいいのです。
一度に長い時間喋るより短い時間を何度も話す方が人間はその人にとても好感をもちます。
会話の端々を拾ってしつもんする
「最近ハマってるものあるんですか」
「最近ゴルフにハマっていてさ~」
(やばいゴルフは全く興味が無い)
そう思っても自分なりの視点で質問してみるといいのです。
「ゴルフってお金かかるんじゃないですか?」
「ゴルフってどんな所が魅力でハマってしまうんですか?」
「どのくらいの頻度で行っているのですか?」
このように素人目線からでも出来る質問は沢山あるのです。
自分目線で感じたことを自分なりの質問をぶつけるといいのです。
へ~、なるほど、うんうんとリアクションととる。
先ほどの質問が出なくてもしっかりリアクションを取ることが大事です。
やはり「話し上手は聞き上手」といったように話し手の人は聞いてもらっていると感じた場合は自分は大切にされていると思い、相手に対してとても好感を持つのです。
このリアクションの後に「なんで○○なんですか?」と質問が出来れば会話のラリーはずっと続いていきます。
まとめ
職場や友達などの人間関係を円滑に進めるには雑談をすることがどれだけ大事かわかっていただけたと思います。
口下手な人はなかなか喋れないと考えがちですが雑談というのは意図的に作り上げることができるのです。
自分からどんどん話してコミュニケーションをと思っていた人でもたった何語か話すだけでも雑談は出来てしまうのです。
気負う必要はなく意図的に質問し雑談力を伸ばし、人間関係を円滑に進めたいものですね。