- 家族から認められても嬉しくはないけど他人に認められればうれしい
- 仲の良い友達に褒められても、お世辞と捉えてしまいうが、ちょっとした知り合いに褒められると本心から褒められたような気がする。
アロンソン不貞の法則
「アロンソン不貞の法則」はアメリカの社会心理学者でもあるエリオット・アロンソンによって提唱されました。
アロンソンは特に、認知という機能が、事実と自分に都合よく捻じ曲げて解釈し、思いこんでしまう心理効果を多く発見したことでも知られています。
要するに人間は都合よく自分で解釈できるということを多く発見したということです。
親密なあいてからの褒め言葉は、誇張されたものだと認識してしまい納得感が足りずに、承認欲求が満たされない為です。
自分でも親密な相手には自分を好きになってほしいし、喜んでもらいたいからあえ大げさに褒めたことがあるのではないでしょうか？
それは誰でもある経験なので実際に自分がそのような立場になった場合には少し疑いの目で褒め言葉をとらえてしまうことが大きいのです。
特に親密ではない人は誇張して褒める必要なんで無いのはわかりきっています。
そのような場面で褒められるということは本心から思っていると感じ取れてしまうのです。
この承認欲求は所属する集団や自分の人間関係から自分は必要とされている人間なんだと思われているし、自分で自分を認めたいが本当に認められているか心配なのです。
身内であればお世辞を言ってくれることもあるかもしれませんがちょっとした知り合いくらいならあえてお世辞を言う必要はありません。
ですから客観性を持った他者からの賞賛や好意は自分の承認欲求を満たしてくれます。
承認欲求は誰しもがもっている
- 人から必要とされたい。
- 人から認められたい
- 一目置かれたい
などなど人間は生きていくうえでどうしても他人から承認を得ようと努力します。
人間というのはコミュニティをつくり村社会で生きてきた動物です。
その集団の中で認められなければつま弾きにあってしまいます。
村八分という言葉もあるように必要をされないとその集団からはじき出されその後一人で生きていくハメになってしまうのです。
そのような脳の仕組みによって「お世辞を言わない人が自分を褒めてくれた」という事実は自分の自信となるのです。
現代では少しくらいコミュニティから外れようともＳＮＳなどを通じて共通の話題を持ったコミュニティにはいることができます。
人間は化学の進歩などで劇的な成長を遂げていますが人間の脳は100万年くらいでは劇的に変化していないのです。
人間の脳はそこまで進化しておらず、大昔の感覚とそこまで変わっていないのです。
特に他人から認められたいという欲求はこの現代社会でも如実に表られています。
どれだけ歳をとった人間で人格が完璧に形成されているような人でも認められたいと考えることは普通のことなのです。
人は一人では生きていけないからこそ培って会得した本能なのです。
ではどのように褒めると相手は喜ぶのか？
仲良くなってから褒めてもあまり効果は発揮できないのは先ほどにも述べさせていだだきました。
ですから仲良くなる前から褒めておいて仲良くなるにつれて褒め方を少し工夫するといいのです。
褒めるというのはお世辞に聞こえてしまうことが多々あります。
「独り言」のように「すごいな～」と褒めたり、「なんでそんなに○○が出来るんですか」など疑問に持った褒め方は相手に喜ばれること間違いなしです。
特に意外な一面を褒めてやるのもとても効果的です。
このように本質を褒めてやることもちゃんと自分を見てくれているといった感情を抱きやすいため相手はとても喜びます。
まとめ
アロンソン不貞の法則はよく知っている人からの褒め言葉よりもあまり知らない人からの褒め言葉の方が嬉しいと感じる心理効果です。
良く知っている人から褒められるとどうしてもお世辞と捉えてしまいがちですがあまり知らない人であればお世辞を使う必要が無いため真実と捉えることができます。
人間の承認欲求が関係しており生きていくうけでは大事な心理効果なので覚えておきましょう。
