保有効果 (授かり効果)

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どうもめざしです。

物を一度保有してしまうと人なそれをなかなか手放したくなくなります。

このような経験が一度や二度はあるのではないでしょうか?

今回は人はなぜ一度手にしたものを手放したくなくなるのかを心理学的に解説します。

この記事を読むことによって人は心理効果が働いて一度手にしたものを手放したくなる理由がわかります。

目次

保有効果、(授かり効果)

この効果は自分が所有するものに高い価値を感じそれを手放したくないと感じる効果です。

人間は一度保有をしてしまうと愛着というものが湧いてしまいます。

傍から見たら価値のあるものに見えなくても自分が保有している物というだけで他人と同じものであってたとしても自分が保有している物の価値を高く見積もります。

保有効果のわかるマグカップの実験

行動経済学者のダニエル・カーネマンとドベルスキーの心理実験

実験の対象になって大学の紋章が入ったマグカップ数人に渡しました。

実験の参加者は半数にランダムにマグカップを割り当てました。

そして売り手は自分のマグカップを目の前に置き、買い手は自分お隣の人のマグカップをじっくり
見るように指示されます。

そして希望取引価格を提示します。

ここで買い手は自腹を切って買わなければなりません。

こで提示された金額が 

売り手7.12ドル
買い手2.82ドル

ここでの取引成立件数は通常の行動経済の数の半分にも満たなかったそうです。

なぜこのような事がおこるのか

  1. 損失回避
  2. 現状維持バイアス
損失回避

人間は何かを得る喜びよりも何かを失うの事を回避しようとします。

損失が1に対し得るものが2~2.5は無いと人は損失の方に目が行ってしまい冷静な判断が出来なくなります。

現状維持バイアス

人間は変化をとても嫌う動物です。

保有しているという事は保有した自分が現状であって物を保有していないと現状から変わってしまう
というバイアスが起こってしまいます。

安いものであればそのようなバイアスが小さいですが、苦労して手に入れたものや価格が高いものなどは手放したくない気持ちがの如実に表れてしまいます。

この罠にかからない為の対処法

保有効果をまず知る事が大事になります。

この効果を知っている事で本来の価値よりも高く見積もってしまっているバイアスに気付くことです。

そして「もしも保有していなければ」買い手としてどのくらいの金額を払えるかを考える事が大事です。

まとめ

保有効果によって人は一度手にしたものを高く見積もる傾向にある。

人は損失回避と現状維持バイアスによってこのような効果が見られる。

自分を俯瞰して見る事によってもし保有していなければまた購入したいと思うかどうかを考えて
保有するかを判断する。

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